Hさんは、ご主人、30代の息子さんとマンション暮らし。
近くにある1戸建てのご実家は、ご高齢のご両親がお住まいでしたが、お母様が入院、お父様がグループホーム入所で、留守が多くなってしまうため、2階部分をリフォームして、Hさんご家族が住まうことになりました。
ご実家は鉄骨造2階建てで、2階の一部を賃貸にしていました。賃貸に使用していた部分は狭かったので、1階からの住宅部分との界壁を取り払い、明るく開放的なくつろぎ空間をめざしました。
賃貸部分との界壁はブロックで、解体・撤去に手間取りました。隠れていた太い円柱の鉄骨柱はシンボルとして現しにしました。
床は、お孫さんが来て汚しても手入れが簡単で、大切な家族である高齢のわんちゃんの足にも優しい、ペット対応クッションフロアを使用。
また、築40年以上で寒暖が厳しかったので、断熱性を高めるため、窓にはインプラス(2重サッシ)やスペーシア(真空ペアガラス)を取り入れました。
システムキッチンはHさんの好きなグリーン、背面カウンターの上には、息子さんご提案のタイルを貼り、お気に入りのスペースになりました。
壁は自分たちで漆喰を塗る、とのことで、下地までを工務店さんが施工し、お引渡ししました。
それから約3か月後、「やっと塗上がったので、来てください」とご連絡をいただきました。
お仕事や家事の合間に、リビング、和室、洋室など、床面積約30帖の壁に、ご家族で漆喰を塗り上げ、明るいリビング空間ができあがっていました。